投稿者「徳島県立博物館」のアーカイブ
「大嘗祭(だいじょうさい)と阿波」
今年11月、天皇の即位にかかわる儀式の一つとして大嘗祭が行われます。大嘗祭とは、天皇が即位後に初めて、収穫されたばかりの穀物を神に供え、自らもそれを食べる祭りです。
この展示では、当館収蔵の古代・中世の大嘗祭に関する歴史資料をもとに、大嘗祭と阿波との関係について紹介します。
「博物館60周年記念展 とくしまタイムトラベル-過去・現在・未来-」
1950年代、徳島県民は教育と文化の振興に胸をふくらませ、自らの寄付によって「徳島県博物館」をつくりました。博物館建設の気運が高まった当時の徳島の状況や、その後の世相の変化と照らし合わせ、博物館60周年のあゆみを振り返ります。
また現在計画中の常設展示室リニューアルの一部を紹介します。
企画展「とくしまの恐竜時代」
徳島県立博物館を中心とした研究チームによって徳島県勝浦町で発見された恐竜などの化石をはじめ,徳島県内外の恐竜時代の動物・植物化石を紹介します。海外の恐竜時代の地層から発見された化石もあわせて展示します。
部門展示「写真家岩朝哲男氏が撮った鳴門の風景-塩田のあった頃-」
鳴門の風景や塩田用具などを撮影してきた写真家故岩朝哲男氏の写真の一部が、当館に寄贈されています。故岩朝哲男氏の写真から、鳴門の風景の移り変わりを紹介します。
☆展示解説
○期日 3 月21 日(木・祝)
○時間 14:00 ~ 14:30
○会場 部門展示室(2 階)
○講師 磯本 宏紀(博物館学芸員)
○備考 申し込み不要,祝日のため観覧料不要
企画展「鳥居龍蔵 日本人の起源に迫る―本山彦一との交流―」
大正6年(1917)、鳥居龍蔵は、大阪毎日新聞社の社長である本山彦一とともに、近畿地方各地で考古学的な調査を行いました。その成果は、代表的著作である『有史以前乃日本』のもととなり、鳥居独自の日本人起源論である「固有日本人」論の形成に大きな影響を与えることとなります。
今回の企画展では、鳥居のライフワークのひとつである日本人起源論を取り上げ、これを支援した人物として本山彦一に焦点をあて、当館が所蔵する近畿調査についての資料を公開するとともに、12点の重要文化財を含む関連遺跡の資料を展示することにより、その活動の実態に迫ります。
部門展示「白亜紀の化石」
〇世界の白亜紀の化石
〇日本の白亜紀の化石(蝦夷層群、和泉層群、物部川層群など)
【展示解説】
平成27年11月23日(月・祝)14時00分~14時30分
白亜紀は、中生代の最後の時代(約1億4500万年前~約6600万年前)で、恐竜やアンモナイトなどの生物が大繁栄しました。白亜紀は、現在に比べると非常に温暖な時代で、北極や南極などの極地には、氷床が発達せず、現在よりも海水面が200メートル以上もあったとする研究もあります。この温暖な時代には、生物の多様性は増し、様々な生物が繁栄し、白亜紀前期には、花を咲かす被子植物も出現しました。しかし、白亜紀末に隕石の衝突が引き金となった大量絶滅事変によって、多くの生物が姿を消すことになります。徳島県内の阿讃山脈や勝浦盆地にも、白亜紀の地層が広く分布しており、多くの化石が産出します。
この展示では、徳島県内および国内外の白亜紀のさまざまな化石を紹介します。また、最近学術論文に発表された世界的に見ても珍しい形をしたS字状アンモナイト:プラビトセラスの顎器(現生イカ・タコ類のカラストンビに相当)の化石も、この展示会にて初公開します。
プロトケラトプスの頭骨(複製)(徳島県立博物館蔵)
文化の森開演25周年記念事業 ヒトガタをめぐる冒険 阿波木偶箱まわしの世界―門付け、大道芸―
シェルズー貝類の現在と過去をさぐるー
貝類(軟体動物)は、節足動物に次いで種数の多いグループです。その一部は食用として、あるいは貝殻が工芸品や楽器などに利用されるなど、人間生活とも密接なつながりがあります。
また貝化石は、最も多く産出する大型化石であり、化石記録がたいへん豊富です。
この展示では、多様性に満ちた貝類とその化石が示す現在と過去を、豊富な資料をもとに紹介します。
展示構成
(1)貝類とは
(2)貝類の分類
(3)貝殻の形と色・模様
(4)貝類がすむいろいろな環境
(5)貝の利用
(6)いろいろな時代の貝類
(7)徳島とその周辺の貝化石
(8)徳島とその周辺の貝
(番外)ギャラリー きれいな貝、大きな貝、変わった形をした貝など
展示解説
日時 平成27年7月20日(月・祝) 14:00~14:30
会場 徳島県立博物館1階 企画展示室
講師 当館学芸員
対象 小学生から一般まで