1915年、第一次世界大戦下のフランス。ふたりの息子を西部戦線に送り出した農園の未亡人オルタンス。やはり夫を戦場に取られている娘ソランジュ。農園を守るために二人は、若い働き手フランシーヌを雇い入れる。誠実な彼女は女主人の信頼を得て、家族同然に暮らし始める。
ミレーの絵画を思わせる美しい田園風景の中で、銃後を守る女たちの戦いと、寡黙な彼女たちの胸に渦巻く思いを鮮やかに描き出します。
オルタンスとソランジュを演じるのはフランスを代表するナタリー・バイとその娘ローラ・スメット。映画初の共演で母娘役を演じている。スタッフに発掘され演技経験もないままにフランシーヌを演じたイリス・ブリ―はセザール有望新人賞にノミネートされた。
監督は「神々と男たち」でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞したグザヴィエ・ボーヴォワ。音楽監督はミシェル・ルグラン