阿波十郎兵衛屋敷特別公演「傾城恋飛脚 新口村の段」

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新口村メイン画像青年座三番叟291111-2
町人社会の義理や人情をテーマにした「世話物浄瑠璃」は、
繊細で美しい表現により、日常生活の人間模様を描き出します。
この度、世話物浄瑠璃の名作「傾城恋飛脚 新口村の段(けいせいこいびきゃく にのくちむらのだん)」を、
太夫、三味線、人形が揃って十郎兵衛屋敷で初上演します。
この物語は、近松門左衛門の『冥土の飛脚』を改作したもので、
実際に起こった横領事件をもとにした、歌舞伎でも上演される人気作で、「新口村の段」は
遊女梅川を身請けするため金を横領した忠兵衛が、実父・孫右衛門の住む新口村へと逃げていく場面から始まります。梅川の孫右衛門を思いやる気持ち、目隠しで対面を果たす父と子など、涙なしには見られない場面、そして、降りしきる雪の中を追っ手から逃れようとする忠兵衛と梅川。美しくも悲しいふたりの姿、雪が降る幻想的な舞台は必見です。

出演は、昨年7月に、重要無形文化財・義太夫節の保持者として
総合認定を受けた竹本友代太夫の語り、
人形は優美な表現を得意とする城北座、
また、青年座とポラリス座による「寿三人三番叟」と併せてお楽しみください。

 

内 容 
「傾城恋飛脚 新口村の段」

   太夫/竹本友代、三味線/鶴澤友輔、人形/城北座

「寿三人三番叟」
太夫/竹内雅代、三味線/鶴澤友輔、人形/青年座、ポラリス座

  • 開催日
  • 2019.03.24(日)
  • 開催時間
  • 14:45~15:45
  • 開催会場
  • 徳島県立阿波十郎兵衛屋敷

住所:徳島県徳島市川内町宮島本浦184

  • 入場料
  • 一般:410円
    高校・大学生:300円
    小・中学生:200円