徳島の人形浄瑠璃の定番「傾城阿波の鳴門」。
今回は、後半の「十郎兵衛内の段」をご覧いただきます。
「十郎兵衛内の段」では、父親の十郎兵衛が娘とは知らず、誤っておつるを殺めてしまう。あの時娘を帰さなければと嘆くお弓と、我が子を手に掛けてしまった十郎兵衛の哀しみなど、登場人物の心が見る人に伝わる浄瑠璃です。
また、男の人形らしいきびきびとした動きや、捕り手人形とのチャンバラシーンなど人形芝居ならではの面白さも十分に楽しめます。
公演前には、同演目の見どころや解説をするレクチャーも行いますので、よりお楽しみいただけます。
出 演 太 夫/佐々木なるみ
三味線/竹本友和嘉
人 形/人形浄瑠璃とくしま座