繊細で丁寧、簡素な表現は日本人が伝統的に親しんできた美しさの基本です。
様式化することで人間よりも人間らしい表現を可能にした浄瑠璃人形は、登場人物の心情を存分に語る浄瑠璃と合わさり、日本人の感性を伝えます。また、いけばなは、山や森、岩などあらゆる自然に神が宿ると考え、自然を屋内に持ち込み愛でるところからはじまったものです。
阿波十郎兵衛屋敷では、人形浄瑠璃をはじめとする日本の文化を楽しんでいただける施設を目標に運営してまいりたいと考えています。このたびは、人形浄瑠璃といけばなに共通する日本人の感性に触れる機会を設けましたので、ぜひご参加ください。
●講師/草月流 新田陛嘉
●定期公演の鑑賞
いけばなと一緒に阿波人形浄瑠璃の公演もお楽しみください。
「傾城阿波の鳴門順礼歌の段」11:00〜、14:00〜