脇役のかしらは、決まった約束事がないので、人形師がそれぞれに工夫を凝らして自由に彫り上げられています。寸法は、主役を引き立たせるため、一回り小さめ。
いかにも人が良さそうな顔や、どこか間の抜けた表情、意地の悪さや妙な生真面目さなど、私たちのまわりにもいそうな人の特徴をうまく捉えて、少し誇張して表現されています。
個性豊かな人形の魅力を、展示と公演の両方でお楽しみください。
■展示期間
令和4年10月22日(土)〜11月23日(水祝)
(展示内容)
捕り手、雑兵、鼻むけ、女中、船頭、川越人足、赤鬼・青鬼など約40点
- 人形師の実演
10月22日(土)、23日(日)、11月5日(土)、6日(日)
各日とも10:00〜12:00、13:00〜15:00
- 特別公演「傾城阿波の鳴門 十郎兵衛内の段」
定期公演「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」(14:00〜)とあわせてお楽しみください。
・11月12日(土)15:00〜
太夫:藤井登美昇、三味線:竹本友和嘉、人形:鳴門座
・11月13日(日)15:00〜
太夫:竹本友希、三味線:鶴澤友春、人形:平成座
・11月20日(日)15:00〜
太夫:吉本藍玉、三味線:竹本友和嘉、人形:ふれあい座