命の尊さを子供たちに伝え続けた徳島県吉野川市山川町生まれの児童文学作家、原田一美(1926-2016年)。小学校の教え子たちとのホタル研究を題材にした『ホタルの歌』(第1回学研児童ノンフィクション文学賞準入選)を皮切りに、20編余の児童文学作品を発表しました。十六地蔵や板東俘虜収容所、祖谷のかずら橋など徳島ゆかりの素材にこだわり、その風土とそこに暮らす人々を描き続けた作品には、人間に対する深い愛情と平和への強い思いが込められています。
本展では、温かいまなざしで人々の心をとらえた一美の作品と生涯を、直筆原稿や取材ノート、折々の写真などとともに紹介します。
また、神山町の神領小学校に伝わる青い目の人形アリスちゃんやモラエスの遺品の皿など作品に登場する品も併せて展示します。
〇8月20日(土)14:00~15:30(要申込)
講演会「原田一美 人と作品-平和の種を未来へ-」
講師/竹内紘子(児童文学作家、日本児童文学者協会徳島支部長)
〇8月28日(日)14:00~15:00(要申込)
演奏会「原田一美作品を奏でる」
演奏/徳島邦楽集団、解説/藤本玲(和軸代表理事、全国邦楽合奏協会理事長)
【申込方法】郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・年齢・電話番号・イベント名を明記し、はがき・ファックス・メールのいずれかでお申し込みください。 当館1階受付でも申し込めます(募集人数 講演会・演奏会とも先着100人)。
【申込先住所】〒770-0807 徳島市中前川町2-22-1