『遊山箱もって』は徳島児童文学会副会長のやまさきじゅんよさんが、徳島伝統のお弁当箱〝遊山箱〟をテーマに昨年出版した絵本です。徳島の子どもたちが、旧暦の桃の節句に、遊山箱を持って出かける物語で、遊山箱に詰める巻き寿司や煮しめ、ういろうなどの食べ物や、古い時代の遊山箱などが優しい絵柄で紹介されており、絵本を楽しみながら遊山箱について知ることができます。
今回、著者のやまさきさんが「徳島が誇る遊山箱の魅力を世界に発信したい」との想いから、県内在住のデイビッド・アーンズさん、「徳米座」の座長マーティン・ホルマンさんにそれぞれ翻訳と編集を依頼し、『遊山箱もって』の英語版『Yusanbako』を出版しました。
そこで、阿波人形浄瑠璃を中心に「あわ文化」の魅力発信を行っている阿波十郎兵衛屋敷においても、この度の『Yusanbako』出版を記念したイベントを11月29日(日)に開催し、遊山箱をテーマにした人形浄瑠璃の新作寸劇や、日本語と英語による絵本の朗読などを行います。
※同日11:00からの阿波人形浄瑠璃
「傾城阿波の鳴門 順礼歌の段」(出演/友和嘉会・鳴門座)公演も
あわせてご鑑賞いただけます。
■内 容/
①日本語と英語による絵本の朗読
朗読)日本語/やまさきじゅんよ、
英語/マーティン・ホルマン(徳米座座長)
②新作人形浄瑠璃「遊山箱をさげて」
・今回のイベントの為に作られた、遊山箱をテーマにした人形浄瑠璃の寸劇です。
人形)徳米座、鳴門座
③サイン会
・著者やまさきじゅんよさんによるサイン会を行います。