大正時代、板東俘虜(ふりょ)収容所に収容されていたエンゲルは、徳島の青年たちに頼まれ、西洋音楽の指導をしました。彼らは、旧徳島城表御殿庭園で練習を行い、日本初の市民オーケストラを結成しました。ドイツ人俘虜来徳100周年を記念して行う音楽祭では、ゆかりの庭園を舞台に、当時演奏された曲を奏で、「徳島エンゲル楽団」の活動を再現します。
【内容】
日独友好記念と大正ロマンの歌、エンゲルが徳島の青年たちに指導した西洋音楽、ドイツ兵俘虜が徳島や板東で演奏した曲をオーケストラと合唱で演奏するほか、日本の伝統音楽もプログラムに加え、ドイツ兵俘虜と徳島の人々との共演による「和洋大音楽会」を再現します。
【曲目】
友愛の花・美しき天然・異国の丘・荒城の月・ゴンドラの唄・ドナウ川のさざなみ・美しく青きドナウ・歓喜の歌・尺八独奏など