日本における屋根瓦の生産は、588年(崇峻元)の飛鳥寺建立に始まり、飛鳥・奈良時代を通して全国的に拡 がっていきます。現在、瓦葺きの建物は一般的に見られますが、この時代、瓦を葺くのは寺院や役所といったごく一部の建物に限られていることから、瓦は、古代の寺院や役所を象徴する資料といえるでしょう。
阿波国でも、7世紀後半には寺院造営が始まり、8世紀中頃には政府が運営する寺院である国分寺・国分尼寺が建立されます。また、寺院造営と並行して、阿波各地に役所が設置されたと考えられています。
この企画展では、阿波の古代寺院跡から出土した瓦や、これらと関連が強い各地の瓦、さらに役所跡からの出土資料を通して、古代阿波の様相の一端を紹介します。
瓦から見る古代の阿波ー寺院と役所ー
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生活文化
徳島市内
- 開催日
- 2015.04.24(金) 〜 2015.06.07(日)
- 開催時間
- 9:30~17:00
- 開催会場
- 徳島県立博物館企画展示室(1階)
住所:徳島県徳島市八万町向寺山 文化の森総合公園内
- 入場料
- 一般 200円(65歳以上 100円)
高校・大学生 100円
小・中学生 50円
- お問い合わせ
- 徳島県立博物館
〒770-8070 徳島市八万町向寺山(文化の森総合公園)
TEL: 088-668-3636