能楽は、日本の伝統芸能として、2001年にユネスコの第1回「人類の口承及び無形遺産の傑作の宣言」として公表され、以後世界無形文化遺産の先駆けとなりました。
徳島県では、江戸時代阿波藩は猿楽の能を式楽として重要視していましたが、明治初年の庚午事変により能を主導していた武士の失墜により能が殆ど行われなくなりました。
当会は、このような現状を鑑み、徳島県内での能楽の振興を目的の1つとして発足し、活動しています。
今回の能「杜若」、狂言「長光」は、令和2年3月14日に公演を予定していましたが、コロナ感染禍により令和3年1月16日に延期したものです。
植物の精をシテとする幽玄能の代表ともいえる演目です。