瀬戸内寂聴は出家後、20年余りの間に8回インドを訪れました。釈迦の遍歴の跡や清濁入り交じる風景、文化の息吹、悠久の昔から変わることのない人間の苦悩と生の姿に触れ、そこから汲み上げたものをつづった文章を多く残しています。
本展では、当時の写真や取材ノートをはじめ、寂聴がインド旅行で得たもの、その中から生まれた小説や随筆などを紹介。インドでの経験を踏まえ、寂聴が人間・釈迦を描いた小説『釈迦』誕生の過程も展示します。
関連イベント
〇4月21日(日)14:00~15:30(定員150人・要申込・申込締切4月3日)
講演会 「寂聴さんとのインドの旅」/講師:小出由美子(プロデューサー)
〇5月11日(土)14:00~15:30(定員150人・要申込・申込締切4月16日)
講演会 「作家の眼を通して見たインド」/講師:石井遊佳(芥川賞作家)