
会場の本屋さん「本や学びや merkki」は、
過ごせる「本屋」と、少し変わった「塾」。
二つの顔を併せ持つ、心地よい空間の本屋さんです。
木型工作所を改装した店内には、店主・じーもさんが選んだこだわりの書籍がずらり。
公演会場となる2階には、かつての工場の跡がそのまま残されています。
店名の「merkki」は、フィンランド語で「しるし」「兆し」の意。
本公演では、この場所に宿る記憶のしるしを、丁寧に立ち上げていきます。
店主のじーもさんにもご協力いただき、オープニング作品も書き下ろしていただきました。
上記を含めた3作品をお届けします。
1階では本屋イベントが開催されます!そちらもあわせてお楽しみください。
【上演作品・あらすじ】
オープニング「栞の案内人」 作・じーも
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「家族の栞」 作・三嶋孝弥
「私は納得してない」
そう言い残して、私は実家を飛び出した。東京で役者になるという、眩しいほどの夢を叶えるために。
この場所は、研究者を志した祖母が創業し、ピアニストを夢見た母が継承し、夢破れた私が幕を下ろす決意をした場所だった。
私たち家族が、時代の奔流に揉まれながら、それでも自分の人生を懸命に生き抜こうとした、家族と場所にまつわる物語。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「夢、朽ち果てても」 作・久米春花
生まれたときからじいちゃんはじいちゃんで、ばあちゃんはばあちゃんやけんさ、急に名前で言われたとき、ピンとこんくない?
-わかる。コンマ数秒、理解が遅れるっていうか。
でも、じいちゃんにも、ばあちゃんにも、たぶんいろんな夢とか、葛藤とか、そのときそのときの決断があったんやろな、って思うと、なんか、名前で呼んだげたいなーとかって。
-やっぱ、ロマンチストだよね。
そういう、おはなし。
