13歳の少年アメッドはどこにでもいるゲーム好きの普通の少年だったが、尊敬するイスラム指導者に感化され、過激な思想にのめりこみ、学校の先生をイスラムの敵と考え、抹殺しようとする。
狂信的な考えにとらわれた少年の気持ちを変えることはできるのだろうか。
まだ世界を知らないまま、善と悪、純粋と不順を分け、たどり着いた過激な正義。
それは宗教的思想に限らず、他社を受け入れなくなる思春期の経験に重なる。
2019年カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映され、監督賞を受賞。
ジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督最新作。