中四国の国立大学の吹奏楽団、オーケストラが鳴門市文化会館に集結し、その日限りの各大学の合同での演奏や、各大学の特色ある単独演奏、そしてバラエティに富んだ企画によって様々な吹奏楽とオーケストラの曲を楽しむことができるイベントです。
音美とは中・四国国立大学音楽美術連盟の略称のことです。音美では毎年12月上旬頃に中・四国の(旧を含む)国立大学が集まり、演奏会や展覧会を催しています。
音美は昭和29年(1954年)に始まりました。これは、戦後間もない頃、1団体独力でコンサートや展覧会を開くことが困難だった時代に、中・四国の国立大学が寄り添って協力し合うことで誕生した演奏会・展覧会でした。現在では、「学生の音楽美術に関する課外活動を促進し、地域文化の健全な発展に寄与するとともに加盟大学学生相互の親睦を図ること」(中・四国国立大学音楽美術連盟規約より抜粋)が音美の主要な開催理由として挙げられます。
開催地は中・四国の旧国立大学(現国立大学法人)である、島根大学、山口大学、岡山大学、広島大学、香川大学、愛媛大学、徳島大学、高知大学、鳥取大学が順番に受け持っているのですが、2019年の音美の当番大学が徳島大学となり、徳島県で開催されます。よって、2019年に開かれる音美を通称「徳島音美」 といいます。ちなみに、2017年は鳥取大学、2018年は高知大学がそれぞれ当番大学を務めました。