1958(昭和33)年、徳島に全国でも傑出した同人誌「徳島作家」が誕生しました。創刊者は、徳島市生まれの田中富雄(1918-2004年)。世俗的な名利を求めず、清貧を潔しとして文学と真摯に向き合った田中のもとには、多くの同人たちが集まり、健筆を振るいました。
田中の「生口記」が「文學界」に転載されたのを皮切りに、岡田みゆき「石ころ」が芥川賞候補に、中川静子「幽囚転転」が直木賞候補にノミネートされ、その後も同人たちの快進撃は続き、優れた作品を次々と生み出していきます。
本展では、創刊者の田中と同人たちの華々しい活躍を中心に、徳島の文芸を牽引した「徳島作家」の歩みを紹介します。
関連イベント
〇12月16日(土)14:00~15:30(定員100人・要申込・申込締切12月2日)
講演会 「徳島作家」の仲間たち/講師:竹内菊世(「飛行船」代表、元「徳島作家」同人)
〇1月21日(日)14:00~15:00(定員100人・要申込・申込締切1月7日)
朗読会 「徳島作家」を読む/朗読:朗読サークル「胡桃」